ノミの裏押しについて

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初心者が本格的な大工技術を教えてくれる 木工倶楽部 に入会。学んだ事の復習や自習した事などを書き綴っています。

2回めの教習でノミの裏押しの方法を学びましたが、平面が出たのかイマイチよく分かりませんでした。そこで今回は復習をかね、裏押しについてまとめます。

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裏押しの復習!

新品のノミは裏押しから

ノミを買ったら最初に裏押しをします。裏押しとはノミの刃の裏を平面に研ぐこと。

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新品の刃裏は完全な平面ではないので、研いで正しい平面を出す必要があります。

平面を出す意味

平ノミは基本的に、木材を平面・垂直・直線に削る道具です。

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そしてノミの裏は木材を削るときの基準面(定規)になります。

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裏が平面になっていないと、木材を平面に削る事はできません。だから裏押しはとても重要な仕込みです。

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裏の平面部分は木材を平らに削るガイド!

裏透きの役割り

ノミの刃は鋼でできています。その硬い鋼を削り、更に完璧な平面を出すのはとても大変な作業。そのため、ノミの裏は裏透きと呼ばれる凹んだ部分があります。

裏透きがある理由は「金盤との接触面積を少なくするため」です。

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もし裏が全て真っ平らだったら?研ぐ面積が広いので時間と労力を要し、精度のある平面を出すのも難しくなります。しかし裏が透いてあると、研ぐ面積が減るので作業が楽になるうえ平面精度も上がるというわけです。

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裏透きで研ぐ面積を減らし、高精度な平面に!

裏押しの方法

裏押しの重要性を理解したところで、さっそくやり方を見ていきましょう。

使う道具

裏押しに使うのは金盤(かなばん)と金剛砂(こんごうしゃ)、そして板材です。

金盤の平面は、刃裏を平面にする大事な面。なので金盤自体の平面精度が高く歪みがないことが重要です。

教習で使った金盤の厚みは9mmでした。

それより更に厚手の金盤を使うと、より精度の高い裏押しができるようです。

裏押しに使う金剛砂は♯120。金剛砂とはザクロ石などを粒状にした粗めの研磨剤です。

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板材は刃を押さえる補助具として使います。板を使うと、手で押さえるよりも強く押して研ぐことができるんです。

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でも板がズレて研ぎにくい場合もあるので、絶対に必要というわけではありません。無くても裏押しは出来るので、やりやすい方でしましょう。では研ぎ方を見ていきます。

STEP1 金剛砂を潰す

乾いた金盤に、金剛砂ひとつまみと水を2~3滴のせます。

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これを玄翁で混ぜ合わせます。玄翁の頭は、片方が平らで一方は少し丸みがついています。丸みのある方を使って混ぜるのがポイント。

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金剛砂はかなり粗い研磨剤なので、このまま使うと刃裏に深いキズがはいります。なので玄翁の頭で金剛砂の粒を少し潰します。ジャリジャリ感が少しなめらかになればOK。

STEP2 平面に研ぐ

まず板を使う場合は、板とノミを重ね合わせてしっかり握る。そして金盤の表面にノミの裏をピッタリ密着させて置きます。

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研磨剤を金盤全体に行き渡らせるように、前後に往復し研いでいきます。
刃裏の面と金盤の面を密着、そして金盤全体を使って研ぐ事がポイントです。

裏押しは「裏を平面に研ぐこと」ですが、裏全部を研ぐわけではありません。

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研ぐのは刃先1~2cmだけ。なので刃先に重心がくるように力を集中させます。板を使わない場合は手のひらでしっかりと刃先を押します。

平面の確認は色のムラで見ます。黒っぽい部分があれば、そこはまだ平らになってない証拠。

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全体に色ムラがなくなるまで、しっかり研いで平面を出します。

STEP3 鏡面になるまで研ぐ

色ムラがなくなったら、金盤とノミについた金剛砂を洗いながし乾いた布で拭き取ります。そして今度は水だけを数滴金盤にたらし、先程と同じように研ぎます。

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研いでいくうちに摩擦で水分がとんで乾いてきますが、水は足さずに続けて研ぎます。研いでいくうちに鏡のようになっていくハズ。

研ぎ終わりの目安は、写り込んだ景色で確認します。下写真の刃裏をご覧ください。

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木材に入れた墨線が、きれいに歪み無く写り込んでいます。このような鏡面になればノミの裏押しは終了です。

裏押しの方法まとめ
  • ノミの裏を金盤の表面にピッタリ密着させる
  • 金盤全体を使って研ぐ
  • 刃先に力を集中させる
  • 写り込んだ景色に歪みがなければOk

裏押しをするタイミング

冒頭で「新品のノミを買ったらまずは裏押し」と書きました。では、その後はいつ裏押しするのか?先生に聞きました。まず、最初の裏押しで平面を正しく出せば、当分の間はしなくてもよいそうです。

次に裏押しをするのは、刃が欠けてしまった時、そして「裏切れ」してしまう前です。

裏切れとは、裏透きの先端と刃先の間の平面が無くなってしまった状態のこと。裏切れは「砥ぎ」で刃先が少しずつ減ることでおこります。

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裏押しは頻繁にするものではないんですね。裏切れする寸前って…かなり先の話になりそうです。

最後に

裏押しの方法についてまとめました。前回の教習では鏡面になるまで時間がかかり、とても苦労しました。次に裏押しする時は、今回まとめた事を頭において頑張ってみます。