エブリイDA17Vを運転中、段差を越えるたびに足回りから聞こえる「ぎゅっぎゅ」という音に悩まされていました。
ショックアブソーバーの交換も考えましたが、手軽にできる方法として「シリコンスプレー」を試したところ、不快な異音がかなり軽減され、想像以上の変化がありました。
この記事では、その原因や作業手順、そして5ヶ月後の状態までを紹介しています。
目次
エブリイDA17Vの足回り異音とは?よくある症状
車を運転していると、段差や低速走行時に「ぎゅっぎゅ」といったゴムが擦れるような異音が出ることがあります。
特に以下のような場面で気になるケースが多いです。
- 段差を越えたとき
- 雨の日や湿度が高いとき
- 低速での走行時
小さな音でも繰り返し発生すると、運転中のストレスにつながります。
足回りから「ぎゅっぎゅ」と音が出る主な原因
足回りの異音にはいくつかの原因が考えられます。
- 部品の劣化:ピストンの摩耗によるきしみ音
- シールの劣化:オイル漏れなどによる異音
- 潤滑不足:油切れによる摩擦音
今回は上記の中でも「潤滑不足」を原因と考え、ショックアブソーバー内部のシャフトやシール部分で発生する摩擦音が「ぎゅっぎゅ」という異音につながっている可能性があると考えました。
ショックアブソーバーの役割と異音の関係
ショックアブソーバーは、路面からの衝撃を吸収し、車体の揺れを抑える重要なパーツです。
内部ではシャフトが上下に動き、シール部分と密着しながら作動しています。この部分の潤滑が不足すると、動作時にわずかな摩擦音が発生することがあります。
こうした摩擦が、「ぎゅっぎゅ」という異音の原因になっていると考えられます。
異音は改善する?実際に試した対策方法
ショックアブソーバーの交換も考えましたが、まずは手軽にできる方法としてショックアブソーバーにシリコンスプレーを吹き付ける方法を試してみました。
シリコンスプレーは、ゴムや樹脂を傷めにくい特性があり、潤滑による改善が期待できます。
シリコンスプレーには『溶剤入り』と『無溶剤』がありますが、足回りのゴム(ブッシュ類)を傷めないために、必ず『無溶剤タイプ』を選んでくださいね。
シリコンスプレーを使った具体的な作業手順
まずは動画をご覧ください。実際の作業の様子や、施工前後の音の変化は動画で確認できます。
使用アイテム
・14×17mmレンチ:上14mm/下17mmのボルトに対応
・モンキーレンチ:ボルトの共回り防止・固定用
・シリコンリムーバー:施工前の清掃・脱脂に使用
・シリコンスプレー:無溶剤タイプのためゴムを傷めない
作業の前に
作業自体はとてもシンプルで、車体をジャッキアップする必要もありません。
ただし下回りの作業になるため、どうしても汚れや油が付きやすくなります。汚れても気にならない服装を用意し、滑りにくい作業用手袋を着用しておくと安心です。
手順①:下部ナットを外す
ボルト側をモンキーレンチで固定し、ナット側を17mmのめがねレンチで反時計回りに回して外します。
(上部ナットは外さないため、ショックは車体に固定されたまま作業できます。)
・ナットが固着している場合は、潤滑スプレーをかけて数分置くと回しやすくなります。
手順②:古い油分を拭き取る
ショックを動かしてシャフト(内筒)を露出させたら、シリコンリムーバーを吹き付け、泥や古い油分をウエスで拭き取ります。
・先にしっかり汚れを落としておくことで、後から使うシリコンスプレーの効果が出やすくなります。
手順③:シリコンスプレーを塗布
内筒とオイルシールの境目付近(シャフトの付け根あたり)に、薄くシリコンスプレーを吹き付けます。摩擦による異音が出やすい箇所を狙った作業です。
・多量に吹くと周囲に飛び散るため、薄く吹くのがコツです。
・吹き付ける位置は、シャフトが筒に入る根元部分を狙います。
その後、内筒を数回ゆっくり伸縮させて潤滑剤をなじませます。異音が無くなるまで、少量ずつ繰り返してください。
最後に下部ナットを元に戻し、しっかり締め直せば作業完了です。
5ヶ月後の状態|再発や変化はあったのか
特に雨の日に多く発生していた異音ですが、ショックアブソーバーにシリコンスプレーを吹き付けたところ、不快な音がかなり軽減されました。
すぐに再発するのではないかという不安もありましたが、5ヶ月経った現在も異音は発生していません。
あの『ぎゅっぎゅ』という音が消えるだけで、運転のストレスがゼロになりました。
道路の凹凸でも気になる音はほとんどなくなり、快適にドライブできる状態が続いています。
最後に
今回のケースのように、足回りの異音は汚れや潤滑不足が原因であることも多いです。エブリイDA17Vの足回り異音対策として、まずはこの方法を試してみてください。
ただし、シリコンスプレーで改善されない場合は、部品の摩耗や劣化が原因の可能性があります。あくまで一時的な改善となるケースもあるため、その際はショックアブソーバー本体の交換も検討してみてください。
足回りは安全に関わる重要なパーツです。作業は自己責任で行い、不安な場合は専門の整備工場へ相談してください。





