車内での食事は、ゆったりとリアシート(後部座席)で食べるのもいいですよね。そこで、あると便利なのがリアシートテーブル。
テーブルを作りたい。でも 固定の仕方が分からない! と思っている方、よかったら記事を参考にしてみて下さい。
テーブル全体図
エブリイ(DA17V)のリアシートで使う、折りたたみテーブルを作りました。
上写真↑は、まだ固定していない状態。
これを前の座席に固定して使います。
天板を開くと… はい!テーブルができました。
ではどのようにしてテーブルを固定しているのか、ご覧ください。
固定方法
テーブルの固定方法はとてもシンプル。脚を座席下の隙間に差し込み、ベルトで固定 するだけです。
まず、前の座席をいちばん前まで移動させます。
前にする理由は食事スペースを広くするため。それと、テーブルの脚を奥までしっかり差し込むため です。
いちばん前までスライドすると、シートレール全部が見えます。
テーブルの脚を、レールとレールの間に入れて…
奥に突き当たるまで、しっかり差し込みます。
するとこのように、脚が台座とシートの隙間にギュッとはまり、テーブルが固定されます。
しかしこれだけでは少し問題が。前にしていた座席を後ろに移動させると…
テーブルが落ちてしまいました。
後ろに移動させると、脚が台座から外れて段差に落ちるからです。座席の位置を自由に動かせないのは問題ですね。
そこで、この問題を解決するためのアイテムがベルト(カバンテープ)です。
このように、座席とテーブルの胴部をベルトでぐるりと巻いて固定します。
カバンテープの幅は25mm。長さを120cmにカットし、端にそれぞれマジックテープのオスとメスを縫い付けてベルトを作りました。
座席とテーブルの胴部を巻いて固定することで、前の座席を動かしても脚が落ちることはありません。
次は折りたたみテーブルの作り方を簡単に紹介します。
材料と作り方
テーブルの作り方は、胴部に脚2本を直角に組み、折りたたみ金具で天板を接合するだけです。
材料
折りたたみテーブルに必要な材料は、天板・胴部・脚用の木材。
それと、折りたたみ式棚受金具・木ネジ・L字金具・塗料などです。
作り方
今回、天板・胴部・脚は全て端材を使っています。天板は羽目板の端材2枚をボンドで接着し、一枚板にしました。
胴部は厚み9mmの合板。脚は角材の端材を使用。
胴部と脚を直角に木ネジで接合。更にL字金具を内側に付けて補強しています。
天板をのせてみて、位置が決まったら折りたたみ式棚受金具で接合します。
棚受金具の棚受け部分の長さは約20cm。これが奥行26cmの天板にはピッタリでした。
作り方でいちばん大事なポイントは 脚のサイズを現物合わせでとる ことです。
↑図を見るとお分かりだとおもいますが、脚の長さが左右で1.5cmも違いますよね。
これは実際にシート下の隙間に角材を奥まで差し込み、現物合わせでサイズをとったものです。
サイズをとる時は必ず前の座席をいちばん前まで移動してください。
脚の高さも、実際に差し込んで決めます。
ちょっと力を入れて差し込めるくらいのサイズがベスト。
大事なポイントは 脚の高さと長さを現物合わせでとる ことだけ。あとのサイズはお好みでどうぞ。
実際にリアシートに座ってみて、調度良い高さや天板のサイズを決めるといいですね。
完成
天板はウォルナット、胴部と脚はつや消しブラックでそれぞれ塗装しています。
胴部の背面には、クッションテープをつけてみました。
なんとなく座席と胴部との隙間が埋まった気がします。
前の座席に固定して、完成です。
最後に
今回テーブルを自作した理由は、市販品は「ヘッドレストのポールに取り付けるタイプ」ばかりだったからです。
ポールに取り付けるタイプは簡単でいいのですが、エブリイ(DA17V)のPCグレードはヘッドレスト一体型。ポールが無いので、このタイプは使えません。ということで、前の座席に固定できるテーブル自作することにしたわけです。
動画もよろしかったらどうぞ。前の座席と固定している様子は、1分05秒からです。
狭い車内でも、リアシートにテーブルがあればゆったりと食事できますよね。端材と折りたたみ式棚受金具さえあれば簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみて下さい。