エブリイ(DA17V)の室内をちょっとずつDIYして楽しんでいるChoro です。今回は、ベッドキットをカスタマイズしました。
天板を変えただけですが、雰囲気がガラリと変わってとても気に入っています。車に机が欲しい。またはパンチカーペットに飽きた方、よかったら参考にして下さい。
車中泊仕様はもったいない
当初は車中泊をメインに考えていたので、エブリイの荷室にはベッドを設置していました。
参考記事
イレクターで組んだフレームに、パンチカーペットで包んだ合板をのせた、自作のベッドキットです。
マットを敷くと、快適に眠ることができる車中泊仕様。
しかし車中泊をする機会が少なく、ベッドというより収納スペースとしての役割の方が多くなっていました。
荷室に座る時は、天板を外しフレームの中に入り込むスタイルなので少し窮屈。パンチカーペットもテーブルとして使うには違和感を感じていました。
車中泊もあまりしないし、荷室に座ると窮屈。パンチカーペットにも飽きた!というわけで、エブリイをリビング仕様に変えます。
リビング仕様にチェンジ!
まず、パンチカーペットの天板をチェンジ。そして、いちばん前に置いているフレームの脚を外しフローリングのようにします。
外した脚は天板の下。運転中に転がらないよう、マジックテープ付きのゴムバンドで固定しています。
脚はジョイントに差し込んでいるだけなので、簡単に着脱が可能。
前のフレームに脚をつけると、すぐに元の状態に。
以前と同じく、マットを敷いて車中泊仕様にもなります。
脚を外すだけで、一瞬にしてリビング仕様にチェンジ!
以前はフレームの中に入り込むスタイルだったので窮屈でしたが、これでゆったりとくつろぐことが出来ます。
作り方
リビング仕様と言っても、大きく変えたのは天板のみ。パンチカーペットで包んだ合板から、SPF材で作った天板にしただけです。
フレームの設置
イレクターパイプのフレームは、今あるものをそのまま使います。前回と変えた点が2つ(後述)ありますが、それ以外は下記事を参考にして下さい。
参考記事
前回から変えた点は2つ
3つのフレームのうち、前方に置くフレームの脚4本は、マスキングテープを外しました。
マスキングテープで固定されていると、脚が抜きづらいからです。
そして、脚同士を固定していた部品は全て外しました。
これも脚を抜けるようにするためと、天板が重くなったので固定しなくてもフレームが安定するようになったから。以上の2つが、今回変えた点です。
材料と費用
合計 5,632円
材料 | 金額 |
---|---|
SPF 1×4 12F(18m×89×3650㎜)526円×6本 | 3,156円 |
カット代 50円×5カット | 250円 |
コーススレッド 全ネジ 110本(太さ3.8mm×長さ32mm) | 496円 |
水性木部保護塗料(0.7L/ウォルナット) | 1,080円 |
スポンジ | – |
サンドペーパー | – |
YAZAKI ジョイントJ-113A S BL 90円×6個 | 540円 |
トラスタッピング17本入(太さ4mm×長さ16mm) | 110円 |
※ あるものを使用した分は費用に入れていません
天板の作り方
STEP.1 木材のカット
SPF 1×4 12F(18m×89×3650㎜)6本から、天板3セット分に必要な寸法をカット。細い板は連結用の板です。
仕上がりイメージはこんな感じ。
切断面のバリは、紙やすり(120~240番)でとります。
STEP.2 塗装
僕の好きな色、ウォルナットに塗装。一方向に、木目に沿って塗るのがきれいに仕上げるポイントです。
始めからドバっと濃く塗るのではなく、少しずつ薄めに塗っていきます。薄めだとすぐに表面が乾くので、裏側も同じタイミングで塗ってしまってOK。
塗料は水性ステインがおすすめです。匂いがきつくないし、表面に塗膜を張らないので木目を活かすことができます。
食器用のスポンジで、一方向に拭き取るような感じで塗り込むと簡単。刷毛よりもムラになりにくいですよ。
塗った直後は濃いですが、乾くと少し薄くなります。好みの色になるまで塗り重ねてもいいですが、僕は1回塗りで終了。しっかり乾かします。
STEP.3 組み立て
連結板に下穴をあけてから天板用の板6枚の上に置き、木ネジ(長さ32mm)で固定します。
木ネジを打つ場所は適当。6本がバラバラバラにならなければOKです。3セット組めました。
天板をのせる
天板をフレームにのせるとこうなります。しかし、のせているだけでは運転中にガタガタ鳴ってしまいます。
そこでひと工夫。ジョイント(J-113)を取り付けます。
つける場所は、天板を閉めた時にジョイントがフレームにはまる位置。
カチッとはめ込んで、天板とフレームを固定します。
天板の前後に取り付けています。これでガタガタ鳴る心配なし。片方のジョイントだけを外すと、天板の開け締めもスムーズに出来るので便利です。
3つ並べて完成です。この状態が車中泊仕様。
前のフレームの脚を外すだけで簡単にリビング仕様にチェンジできます。足もゆったりのばせるし、のんびりできる空間になって大満足です。
2021/03/15
撤去したパンチカーペットの天板を、床材として再利用することにしました。
裏側に付けていたズレ防止のパーツを外し、床に敷いただけです。
荷室床はデコボコしているので、板が浮く部分にSPF材の端材を置き、床がフラットになるように調整しています。
撤去したものの、置き場所を悩んでいたパンチカーペット天板が床として再デビュー。
安っぽいラゲッジマットむき出しだった床が、ちょっぴりランクアップしました!
最後に
今回は、以前つくったベッドキットをカスタマイズして、リビングっぽく使えるようにしました。パンチカーペットもシンプルで良かったのですが、やっぱり木目があると癒やされます。
僕はフレームを3つ並べてベッドにしていますが、1セットだけ作ってテーブルにするのも良いですね。イレクターパイプの組み立ては本当に簡単なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。