こんにちは。エブリイ(DA17V)を購入したので「車中泊」したいChoro です。
車中泊に向け、快適に寝るためのベッドキットを自作しました。格安で、使い勝手抜群のベッドが出来たので紹介します。
クルマを車中泊仕様にしようとお考えの方、よかったら参考にしてください。
現在は天板をSPF材に変更しています。ページ最後に記事があるので、そちらも参考にしてください。
自作ベッドキットの特徴
ベッドキッドの特徴としては、
- 安い
- 簡単
- 便利
1万円台で作れる格安ベッドキットです。(スズキの純正ベッドキットは17万円)
とにかく簡単に作れます。イレクターのパーツを組み合わせるだけなので、特別な工具も必要なし。
マットの下に荷物をたくさん収納でき、取り出しも楽らく。ベッドキットは荷室に置いてるだけなので簡単に移動可能。フレームとマットの合計で約22kgと、軽さも魅力です。
車中泊用に作りましたが、普段の運転に邪魔にならない、『車中泊&普段の生活にも使い勝手の良いベッド』を想定して作りました。
ベッドの構造
「イレクター」という素材でフレームを作り荷台に載せているだけ。同じ設計のフレームを3つ並べています。
パンチカーペットで包んだ合板をフレームの上に置くだけ。
サッと開けて、パッと荷物を取り出せます。
運転席に近いフレーム上は、マットが半分。より手軽に開けることができます。
イレクター公式HP
材料と費用
合計12,756円
材料(ホームセンターで購入) | 金額 |
---|---|
イレクターパイプ 90cm(H-900 S BL) 6本 | 2,190円 |
イレクターパイプ 45cm(H-450 S BL) 6本 | 1,152円 |
イレクターパイプ 30cm(H-300 S BL) 12本 | 1,560円 |
ジョイント 上部(J-4 S BL) 12個 | 2,172円 |
ジョイント 脚キャップ(J-49 S BL) 12個 | 468円 |
ジョイント 通し(J-147 S BL) 4個 | 684円 |
普通合板(9×910×1820) 2枚 | 2,530円 |
パンチカーペット(1m巾) 2.2m | 920円 |
合板カット代 | 200円 |
材料(100均で購入) | 金額 |
---|---|
タッカー | 330円 |
タッカー専用針 | 110円 |
滑り止めマット | 110円 |
結束バンド(マジックテープ) | 110円 |
両面テープ | 110円 |
マスキングテープ | 110円 |
12,756円 |
作り方
イレクターのパーツを組み合わせるだけなので特別な工具は必要なし。とにかく簡単に作れます。必要な道具は、ハサミ・定規・ペン、あとは上記の制作費用の表を参考にしてください。
STEP.1 イレクターパイプの組み立て
幅90cm×高さ30cm×奥行き45cm のフレームを3つ作ります。
プラスチックイレクターの場合、パーツ同士を組む際に接着液を使って固定させる必要があります。
しかし、接着液を使うと分解できなくなるのでマスキングテープで固定することにしました。
マスキングテープを半周貼るだけ。すき間が無くなり、接着液を使わなくてもパーツ同士がしっかり固定されます。
組み立てたら、とりあえず仮置きします。
STEP.2 マット作り
パンチカーペットで合板を包み、フレームの上にのせるマットを作ります。
① 合板をカット
普通合板(9×910×1820) 2枚を、下図のようにカットします。
黄色の部分がマットの材料として使う部分です。
※グレー色は使わない部分。余り板としてストックしておき、今後エブリイのDIYに使う予定です。長いと邪魔なので、1820mmを半分に切りました。
- 巾100cm×長さ54cm × 2枚
- 巾50cm×長さ54cm× 2枚
僕はホームセンターで2枚同時にカットしてもらいました。4カットで合計200円です。
② パンチカーペットで包む
カットした合板をパンチカーペットで包み、マットを仕上げます。
マットはホームセンターで10cm単位で購入が可能。
いろいろなタイプがありますが、僕はオーソドックスなグレー色のパンチカーペットを選択。
では制作スタート。合板の大きさに合わせてパンチカーペットをカットします。
表側は全面に必要ですが、裏側は隠れるので全部を包まなくてもよいと思います。僕は手が触れる端っこの方だけ、パンチカーペットで包む設計にしました。
※パンチカーペットは表裏があるので気をつけましょう。
角を綺麗に仕上げる方法です。合板の厚み、プラス予備(9mm+1mm=10mm)を直角にカットし、そこから斜めにカットします。
このように角を綺麗に仕上げることができます。※長さが違うのはカーペット巾の都合上やむなし! 両面テープで貼り付けていきます。
剥がれ防止のため、さらにタッカーで固定。
タッカーとはホッチキスのような道具で天井に布を留めたり、家具に布地を張り付けたりすることが出来る便利アイテム。100均のお店で300円で売っています。タッカー専用針も忘れず購入してください。
ただの合板がキレイなマットに仕上がりました。
STEP.3 設置
エブリイの荷室床は結構デコボコしています。合計12個の脚がフラットな位置に配置されることが重要です。
一旦フロアマットを座席後ろにくるくると移動させ、12個の脚をどの位置に配置するか確認しましょう。
安定しないところや他と高さが違うところは、ダンボールなどで調整します。
水平器を持っているなら、水平を確認。水平器も100均で購入できます。
フロアマットをひいて、ベッドキットを配置していきます。
脚の下にカットした滑り止めシートを敷くと、より一層安定するのでオススメです。滑り止めシートも100均で購入することができます。
となりあうパイプをジョイント 通し(J-147 S BL)で固定。全体の安定度が増します。
マットをのせて完成。大人2人が寝転んでもびくともせず、頑丈に仕上がりました。
仕上がりましたがここで一工夫。マットにズレ防止のパーツを付けます。
丸棒を長さ4cmにカットし、パイプの内側に沿う位置にボンド+ネジで接着。運転中の振動などでマットがずれる心配がなくなります。僕は端材を使いましたが丸棒は100均で販売されています。
ベッド下には、荷物をたっぷり収納することができます。
最後に
格安で、簡単便利な車中泊用ベッドが出来て大満足です。より快適な車内を目指して、引き続きDIYしていきますのでまた見にきてください。
パンチカーペットの天板をSPF材に変えました。
【エブリィ ベッドキット】車中泊仕様からリビング仕様にチェンジ!余った板(グレー色の部分)は、収納棚をつくる際に利用しました。
エブリイの天井に収納棚を自作!【エブリイバンDIY】車中泊用にマットレスを購入しました。
【車中泊】快適に寝るためにマットレスを購入しました。