小石原焼は、東峰村の小石原地区で生産されている陶器です。
参考小石原焼の歴史
福岡県3泊4日の旅では、食品や雑貨などいくつか自分用のお土産を買って帰りました。その中でもダントツのお気に入りが、小石原焼です。
今回は実際に使って感じた小石原焼きの魅力と、おすすめの窯元さんを紹介します。
小石原焼の魅力
伝統を受け継ぎながらも、モダンなデザインが魅力の小石原焼。実際に使ってみて感じたことは、何を盛りつけても様になることです。
平凡な料理でも見栄えが数倍アップする
小石原焼は基本的にシンプルなデザインなので、決して料理の邪魔をしません。
平凡なものから少し凝ったおかずまで、何を盛りつけてもその料理を引き立てて美味しそうに見せてくれます。
その使い勝手の良さには本当に感動。和食だけではなく、洋食・中華 どんなジャンルも受け入れてくれる懐の深さには尊敬するばかりです。
そして、使っていない時でも器の見た目が美しいので、食器棚にしまわなくていいところも気に入ってます。
出しっ放しにできるからラク。
シンプルなデザインなのにちゃんと存在感はある、そんな魅力ある小石原焼はアートにもなります。
使い勝手が良く何気なく置いているだけでも美しい小石原焼き、柳宗悦らが「用の美の極地」と讃えたのも納得がいきます。食器棚にしまい込まずに、ぜひ飾って楽しんで下さい。
おすすめの窯元
本当に買って良かった!心からそう思えた小石原焼の器を、窯元別に紹介します。
※ 窯元とは、陶磁器を焼いて製造する所や作る人のことです
最後に、福岡市内で小石原焼が買えるお店も、まとめていますので参考にどうぞ。
小石原焼の伝統技法である『飛び鉋(とびかんな)』が全面に施された器です。
飛びかんな独特の模様は、オフホワイトの化粧土をかけた器をろくろにのせ、回転させながら化粧土を削り取り、下にある茶色い素地を出すことで生まれます。
飛び鉋は、ぱっと目を引く特徴的な模様でありながらシンプルさも兼ね備えた洗練されたデザイン。決して出しゃばらずに、盛られた料理を引き立ててくれます。
ほっこりと愛らしい姿と優しい色合いも特徴的で、食卓が温もりある雰囲気になります。
森山實山窯 – 森山寛二郎 –
森山元實氏の長男、寛二郎さんは小石原焼窯元の中でも注目されている若手陶芸家。
器作りの他、アート作品などにも積極的に取り組んでおられます。グレーの鉢はもはや芸術品。「幽幻の美」さえ感じます。
通常の飛び鉋の模様は、生地にかけられた化粧土を削り取ってつけられますが、こちらの器は化粧土をかける前に飛び鉋を施しその後に化粧がけをしています。
そのため、昔ながらの「飛び鉋」とは少し違う、ほわっと柔らかい印象。この器に盛りつければ、普通のおかずも上品なお惣菜に早変わり! 手触りもとっても良く、いつまでも触っていたい程です。
鬼丸豊喜窯 – 鬼丸希峰 –
鬼丸豊喜氏の長男、希峰さんが作陶された刷毛目小鉢。
『刷毛目(はけめ)』も小石原焼の伝統技法のひとつで、ろくろを回転させながら刷毛を当てて、模様をつけた器です。
伝統的なデザインですが、黒と白のコントラストはモダンでもあり、凛とした男らしさを感じさせます。
品名:5寸小鉢内白刷毛目
購入場所:小石原焼wanya
店頭価格:1900円
製造者:鬼丸希峰
福岡市内で小石原焼を買う
小石原焼の産地は福岡県朝倉市東峰村。小石原地区に約50軒の窯元があります。
実際に東峰村行って窯元めぐりをしたかったのですが、スケジュールの都合で断念。今回は福岡市内で小石原焼が買える店を何店舗か回りました。
僕は「やまびこ」と「小石原焼wanya」で買いましたが、他の店にも素敵な器がありましたよ。
【福岡・天神】流行やトレンドよりも素敵な定番を GOUACHE FUKUOKA 【福岡・天神】日常を心豊かに楽しむ道具や雑貨が揃う店 B・B・B POTTERS 【福岡・土産】若い陶芸家4名の器が買える 「小石原焼wanya」天神ギャラリー 【福岡・土産】市内で小石原焼きが買える店「やまびこ」福岡県に旅行に行く予定のある方は、ぜひ福岡市内で小石原焼が買える店に行ってみて下さい。素敵な器に出会うことができると思います。
ネットで小石原焼を買う
小石原焼欲しいけど、わざわざ福岡まで行くのは…という方は、ネットショップで買うのもおすすめ。
ぜひ福岡の伝統的工芸品「小石原焼」で食卓を華やかに彩って下さい。誰にでも受け入れられるシンプルなデザインなので、プレゼントにも喜ばれると思います。
先ほど紹介した森山實山窯・森山寛二郎さんの器は本当に美しくて素晴らしいので、絶対におすすめです。