やまびこ
住所
福岡市中央区 薬院4-9-12
営業時間
10:00-18:00
定休日
不定休
東峰村まで行けなくても大丈夫
小石原焼の主な産地は、福岡県朝倉市東峰村(とうほうむら)の北部に位置する小石原地区。現地で窯元めぐりをして、小石原焼を買いたいと思い場所を調べると… 福岡から遠い!
旅行の日程を考え泣くなく諦める事に。それならばと、福岡市内で小石原焼きを買える店を探して見つけたのが、薬院にある「やまびこ」さんです。
白髪が綺麗な女性が1人で店番をされていて、御年なんと80歳。小石原地区にある窯元「早川窯元」さんとは親戚関係だそうです。店内の雰囲気は昭和感満載で、なんだかほっこりと落ち着きます。
直売価格でお手頃
店内にある商品は、東峰村ある「早川窯元」と「泉 利美・貴敏 窯元」で焼かれたものだと教えてくれました。「やまびこ」さんは、そこからの直売なのでとてもリーズナブルな価格で買うことができます。
実際、他の店と比較しても値段の違いは実感しました。ただ、他店で見た器は「今どきのオシャレな小石原焼き」という印象。一方こちらの「やまびこ」さんの器は「毎日使える普段使いの器」といった感じでしょうか。僕のように小石原焼きを一枚も持ってない人にとっては、とても良いと思います。小石原焼きの特徴のひとつである「飛び鉋」の模様が入った皿、「刷毛目」が入った湯呑みなど、これぞ小石原焼き!といえる器が欲しい人には、絶対におすすめのお店。
そして、店主さんのお人柄がとても良い。器の事も丁寧に教えてくれます。僕が皿を見ていると、2枚の皿を手に取り「これ、職人によって柄の付け方が全然ちがうでしょ」と仰る。なるほど、よく見ると皿に施された飛び鉋のぐるぐる模様の付け方にかなり違いが。
ひとつひとつの器に表情の違いがある、これが手作業でつくられる器の魅力のひとつですね。
元気な店主さんと楽しく話しながら、小石原焼きのことを学びじっくり観察しながら買う。とても良い時間が過ごせる「やまびこ」さんに、ぜひ行ってみて下さい。
関連記事