【福岡県3泊4日の旅】では、自分用の土産に数種類の麺類を購入。その中のひとつが、(有)熊谷商店「かっぱラーメン」でした。
このラーメンは、キモ可愛い河童のイラストが目に止まり思わずパケ買い(パッケージ買い)をした商品。なので実は、味にはまったく期待していなかったのです。
しかしいざ作って食べてみると、そのクオリティの高さにびっくり! 想像以上に美味しくてふるえました。そういう事で、
キモ可愛いだけじゃない。かっぱラーメンの魅力を全力で解説致します!
品名:即席中華麺 かっぱラーメン
購入場所:久留米物産館 六ツ門店
店頭価格:200円
製造者:(有)熊谷商店 福岡県うきは市吉井町富永1916-19
味一番!たべればわかる味
では早速、作り方から。鍋に500ccの水を沸騰させ、麺を1束入れ3~4分茹でます。茹で上がったら火を止め、スープを加えて軽く混ぜます。器に盛りつけたら、完成。
説明するまでもない、いたって普通の作り方で簡単に出来ます。しかーし!その美味しさは普通じゃなかった!
麺はしっかりとしたコシの強いストレート。中はモチっとした食感で、まるで生麺のようです。店でこれを出されたら「やっぱ、インスタントとは違うな~」なんて言ってしまいそうなクオリティ。
少し白濁したスープは一見あっさりしてそうですが、のんでみるとしっかりトンコツの旨味とコクを感じます。それでいて全然しつこさがなく油っぽさもない。普段スープを残す僕でも、ごくごくと最後まで飲み干してしまいました。
創業明治33年 昔ながらの製法と厳選された素材
あまりに美味しかったので後から色々調べたところ、麺を製造している熊谷商店さんは、とても歴史のある会社だと分かりました。
- 美味しい麺を作るには水が重要。筑後川水系の澄んだ水を使用しています。
- 独自の麺のコシを追求し、コシを出すのに適した九州産と北海道産の小麦粉をブレンド。
- 24時間かけてゆっくりと乾燥。強いコシと口当たりの良さを引き出します。
熊谷商店さんは、福岡県うきは市でなんと100年以上も乾麺業を営んでいるそうです。ずっと守り続けているこだわりの製法と素材から作られた麺だから、こんなに美味しいのか!と納得。
キモカワ河童と自信あふれるキャッチコピーが秀逸
なぜ河童なのか?物産館の人にきいてみました。久留米市には数々のカッパ伝説があるそうで、筑後川に棲んでいた九千坊河童(くせんぼうかっぱ) は、9千匹の河童を治めていたという凄い河童だったそう。
パッケージのセンターで、幸せそうにラーメンを食べているユルイおっさん河童は、九千坊河童には程遠いですね。
とにかくこの気持ち悪いような憎めないような河童のイラストがとても良い。特におっさん河童の後ろで、ラーメン鉢の片付けに勤しむ、働き者の河童にホロリときます。
パッケージの裏を見ると、赤字で「かっぱラーメン」の嵐!商品名の押しがスゴイです。
そして「ゆで3分・味一番」なんてキャッチーなフレーズ!と思いきや、パッケージの裏では「ゆで3分・味自慢」えッ?ここ表と一緒のフレーズにせーへんの?とツッコミを入れたくなるところも計算の内でしょうか。
とにかく素晴らしいキャッチコピーと、キモカワ河童の魅力あふれるパーッケージデザインに心を打たれます。
そして謎のとんちゃん登場
スープの袋には、なぜか河童と何も関係の無さそうなイラストが。博多を代表する祭り「山笠」のワンシーンでしょうか。さっきまで河童ちゃん押しだったのに、突然の「とんちゃん」登場に心が乱されます。
調べたところ、このスープは福岡市東区にある「松原食品」さんが作っていました。昭和20年創業の松原食品さんは、もともと醤油製造を営んでいたようです。なるほど!それでスープの美味しさにも合点がいきます。
自宅にいながら、こんなに美味しいラーメンをいただける事にあらためて感謝。熊谷商店さん、松原食品さん、ごちそうさまです。ありがとうございました。
「味一番!たべればわかる味」久留米に行ったらぜひ、お土産にどうぞ。
すぐにでも食べたいと思ってくれた方、ネットでも買えます。僕が食べたのは豚骨ですが、他に味噌・塩・醤油・があるよう。これは食べなくては!みなさんもぜひお試しください。