【福岡・久留米】寄ってほしいおすすめスポット つきほし歴史館

明治6年(1873年)「つちやたび」からスタートし移り変わる時代と向き合いながら履き物作りを続けてきたムーンスターは、平成25年(2013年)に140周年を迎えました。
これまでの歩みを見つめ直し、新しい時代へ踏み出す道しるべとして平成17年(2005年)にオープンしたのが「つきほし歴史館」です。
建物は大正15年(1926年)建築の「迎賓館」の趣をそのまま残し、これまで受け継がれてきた所蔵品や歴史資料約400点等の貴重な品を一般公開されています。
移り変わる時代の風潮、風俗に触れながら、ムーンスターの履き物にまつわる歴史をゆっくり鑑賞することができます。

「足袋」から「靴」への変化の歴史、世界の珍しい靴の展示、昭和天皇が御来訪された際の資料、歴代のポスターや看板などの資料が惜しみなく展示されています。
ムーンスターの歴史を通じ当時の日本の文化や生活スタイルの移り変わりがうかがうことができます。

受付係の方と少しお話をさせていただきましたが、歴史ある建物や明治から平成にかけてのポスターや広告が展示されているということで、建築関係やデザイナー関係の学生が勉強のために訪問されることも多いそう。

このような歴史館を無料で開放してくれているムーンスターはとても立派。
“すべての人々の「笑顔」と「しあわせ」のために” という創業者の理念が現代にも引き継がれているのだと思います。

◆資料館内部は一般は写真撮影禁止ですが、「しゃかいか！」のHPでは資料館の内部の様子が写真付きで紹介されています。
>>「しゃかいか！」のHPへ