
京都の北野天満宮とともに全国天満宮の総本社。
天満宮とは「学問・至誠・厄除けの神様」として有名な菅原道真公を祭神とする神社です。
菅原道真公の逸話が数多く残る

国の重要文化財。造営年:919年 火災で何度か焼け1579年焼失。1591年に小早川隆景により再建され現在に至る。

「頭を撫でると賢くなれる」、あるいは、「けがや病気がある場所を撫でると快復する」などと言われています。
菅原道真公は「自分が死んだら牛車に遺骸をひかせ、牛が立ち止まったところに埋葬するように」と遺言していました。遺骸を運んでいた牛が座り込んで動かなくなったこの場所が墓所となり、後に社殿が造営されました。


道真公が左遷されるまで、京の屋敷で日頃から愛でてきた梅が、主人がいなくなり後を追いたい気持ちを強くして空を飛んでこの地に降り立ったそうだ。



「東風ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」
菅原道真公が太宰府へと左遷されるとき、屋敷の庭の梅の木を想って詠んだもの。
「春風が吹いたら、香りを風に乗せて届けてくれよ、梅の花。主人がいないからといって、春を忘れるなよ」という意味です。
そしてその想いが届くばかりか、梅の木は主人を追って京の都から一晩で太宰府まで飛んでやってきました。この伝説が「飛梅伝説」です。
現在、太宰府天満宮の境内にあるご神木「飛梅」が、まさにこの伝説の梅の木。飛梅は境内の梅の木の中で一番早く開花するそうです。
菅原道真公と梅との「愛」ですね。