強い寒波がやってきた、2020年12月31日。
今年やり残した事、それは車中泊!
車中泊のためにベッドを自作し、マットレスも購入して準備は万端。
【車中泊】快適に寝るためにマットレスを購入しました。しかし、寝床を作るだけで満足してしまい、未だ車中泊するには至らず。と言うことで、大晦日ですが車中泊します。
ミッションは3つ。
- 自作したベッドキットの寝心地をチェック
- 外と車内の温度を比較
- 車中泊することの意義を問う
では、大寒波が直撃した大晦日に車中泊する様子を、車内の温度とともにお届けします。
車中泊する場所
自宅からあまり遠くない、道の駅にやってきました。ここが今夜、車中泊する場所です。
道の駅はたいてい24時間開放されているので、車中泊にはうってつけの場所です。
とは言え、もちろんマナーは守りましょう。最近、道の駅での車中泊が増え、マナーを守らないドライバーも増えているそうです。
車中泊で出たゴミは全て持って帰る。エンジンをかけっぱなしにしない。BBQしない。騒がない。トイレの洗面所で食器や体を洗わない!
あたりまえの事をちゃんと守って、楽しい車中泊にします。
持っていくもの
何せ初めての車中泊。何を持って行けば良いか分かりませんが、絶対に忘れてはいけないのが寝袋。
あとは食料品や役立ちそうな小物を持っていきました。
- 寝袋・枕・パジャマ
- 食料
- 調理器具と小物
- タブレット(映画用)・本
車中泊の流れ
時刻は19時。これからどのように過ごすかシュミレーションします。
- 目隠し
- 夕食作り
- 大晦日を祝う
- 12時まで映画鑑賞
- 新年を祝う
- 寝る
よし、この流れでいきましょう。では目隠しから始めます。
目隠し
車中泊で大事な事は、外から見られないようにすること。車内で快適に過ごすために、目隠しは絶対に必要です。
目隠しに使うのは、プラダン・サンシェード・カーテン。詳しくは下の記事を参考にして下さい。
【車中泊】プラダンと100均サンシェードで目隠しを自作! 【車中泊】簡単!工具を一切使わずにカーテンを吊るす方法目隠し完了しました!次は夕食の準備をします。ちなみに、この時点で車内の温度は「10℃」くらい。
夕食作り
食材と飲み物は近くのスーパーで買ってきました。お酒を買ってしまったので、もう運転はできません。寒くて死にそうでも、泣いて帰るワケにはいきません。
では、夕食作りを始めます。サイドバーにS字フックと調理グッズをかけてスタンバイ。
19時30分。ベッドキッドの中央に入り込み、料理開始。
車内で火を使う時は必ず、窓を開けるなどして換気しましょう。
冷凍餃子を焼きました。続けて、お湯を沸かします。
お湯が湧く間に、スーパーで買い込んだ食材を並べましょう。年越しそばも忘れずに。
時刻は19時52分。ここで車内の温度を確認。調理前は10℃くらいでしたが、今はどうでしょうか?
車内の温度は「19.9℃」まで上昇。
かなり温かいです。火を使ったからでしょうね。火の力ってすごい。
大晦日を祝う
お湯が沸いたので年越しそばをいただきます。「今夜、無事に年を越せますように…」
只今の時刻は21時19分。車内の温度を確認します。
調理中は19.9℃でしたが、それから1時間経った今は「10.3℃」まで下がっていました。
大晦日を祝い(夕食を食べただけですが)、片付けも終わったので外に出てみましょう。
時刻は21時40分。大寒波の影響で外の気温はなんと「-2℃」。急いで車に戻ろうとしたところ、何やら歌声が。
道の駅やちよでは、5台のテレビで常時映像が流れていました。紅白歌合戦かな?嵐が歌っていますね。
極寒の中、2曲も聴いてしまいました。はよ戻ろ。
戻ってきたところで、車内の温度も確認。時刻は21時57分。車内の温度は先ほどより少し下がって「8.4℃」
ひざ掛けをしないと少し寒いです。持ってくれば良かったかなぁ。
寒さに耐えれなくなったので、マットを敷いて寝袋に入ります。
12時まで映画鑑賞
天井収納棚を利用してタブレットを設置。寝ながら映画鑑賞します。
映画見終わったところで、温度の確認。
見やすいようにするため針を退避させていますが、時刻は23時28分。車内の温度は「6.9℃」です。
年越しまであと30分。静かに本を読み、その時を待ちます。
新年を祝う
10・9・8・7・6・5・4・3・2・1…
はい。年を越しました。
では、温度確認。「7.2℃」です。先ほどより少し上がっていますね。
タブレットが発する熱か、寝袋のおかげで自分の体温が上がったせいでしょうか。
外の温度を確認しに行こうと思いましたが、寝袋から出る勇気がなく断念。
とりあえす、ポテチと酎ハイで新年を祝います。「明けましておめでとう」
寝る
あとは何もすることがないので速攻で寝ます。おやすみなさい。
朝です。おはようございます。さっそく車内の温度を確認。寝る前の温度は7.2℃でした。
時刻は朝5時5分。車内の温度は「2.0℃」
寝袋の中はポカポカですが、寝袋から出ている顔が痛いくらい冷たいです。
フロントガラスの車内側が凍っていました。エンジンをかけて暖房で溶かします。
震えながら、外の気温を確認。
外の気温は、「-4℃」でした。はよ帰ろ。
車中泊を終えて
以上、初心者が極寒の夜に車中泊した模様をおとどけしました。
車中泊する前に課したミッションは3つ。
- 自作したベッドキットの寝心地をチェック
- 外と車内の温度を比較
- 車中泊することの意義を問う
ベッドキットの寝心地
まず自作したベッドキットと購入したマットレスのセットは最高に寝心地が良かったです。
【車中泊】収納も兼ねたベッドキットを12,756円で自作!イレクターパイプはいつでもバラせるように、パーツを接着していません。マスキングテープで厚みを出して差し込んでいるだけ。
なので、寝返りなどをした時にパーツがずれたりきしむかも?と思っていましたが、そういう事は一切なく 普通のベッドと同じレベルの耐久性が実証されました。
そして、床はマットレスのおかげで、ふわふわ快適。
【車中泊】快適に寝るためにマットレスを購入しました。寒気は床にたまると言いますが、マットレス効果で床冷えは全く感じませんでした。はじめは10cm厚のマットレスを検討していましたが、5cmの厚さで十分です。
マットレスは常に車に置いているので、コンパクトになる5cm厚を買って正解でした。
車内の温度
車内でガスバーナーを使うと、10℃からいっきに19.9℃と温度が上昇。火の力と恐ろしさを再確認。
そして外の気温が-4℃のときに車内の温度は2.0℃。外が極寒でも車内は以外と温かい事も分かりました。
温かいのは良いのですが、火の扱いと結露には注意です。
ちなみに今回、車内の温度を測るのに使用した時計は PRO TREK。
車中泊で車内の温度を把握しておく事は、体調のために大事なことです。実際の温度と体感温度は違うもの。実際の温度を知り、体調管理に役立てましょう。
車中泊することの意義
今回は「今年やり残した事」という大義の下、大晦日に車中泊を決行しました。
外の気温が-4℃でも、意外と快適に過ごせました。しかしこれは、事前にベッドやマットレス、機能的な寝袋を用意していたから。寒さ対策を何もせずに車中泊すると危険です。そして対策が完璧だとしても、
普通のベッドで寝る方が体には良いです。
人それぞれだと思いますが、僕が車中泊をする理由は2つ。
- 宿泊する場所がない
- 移動時間の都合上
旅先でどうしても宿泊先が見つからない場合。または移動時間の都合上、車中泊のほうが良いと判断した場合に車中泊をするつもりです。という事で、
なんとなく楽しそうだからという理由での車中泊はおすすめできません。
車中泊で体調を崩してしまっては元も子もありませんよね。泊まれる場所があるなら宿泊して、温かい布団でぐっすり寝るのがいちばんです。そして車中泊を選択した時は、体調に十分気をつけて車中泊したいと思います。
以上、初心者が極寒の夜に車中泊して感じたことをお伝えしました~。