ほうれん草の下ごしらえは、なぜ面倒なのか?
「おひたし」のレシピは、とても簡単。加熱した野菜に味つけするだけ。でも、ほうれん草のおひたしは面倒!と言う声をよく聞きます。
特に「洗う」「アク抜きのために茹でる」この2つ工程を面倒だと感じているようです。
そこで、ほうれん草の下ごしらえをするうえで、「面倒!」と思う点と、こうすれば簡単という「解決方」を僕なりの方法でご紹介します。
面倒① 長くて洗いにくい
ほうれん草のサイズはM(23~25cm)から2L(30㌢以上)が一般的ですが、大きいと40cm以上のサイズの物もあります。
それだけ長いとシンクからはみ出しますし、辺りに水も飛び散りとても洗いにくいです。そこで…
解決法 葉と茎に分ける
「上の葉」と「茎」の部分に切り分け、長さを短くします。
きっちり分けなくてもだいたい長さが半分になれば良いです。
短くすることで洗いやすくなりますし、レンジに入るサイズになります。
面倒② 泥を洗うのが面倒
ほうれん草は、株の根本に泥や汚れがたまっているので、茎と茎を開きながら流水で洗い流さないといけません。
これがけっこう面倒で、茎と茎の間は見えづらい。それに茎を折らないように洗うのが難しい。そこで…
解決法 茎ごとに切り離す
「ほうれん草1束」とは、ほうれん草 7~10株 をまとめた束の事です。1株にだいたい4~7本の茎がのびてます。
その根本に包丁を入れ、株から2~3本の茎ごとに切り分けます。これで中の泥が洗いやすくなリます。
切り分けたら、たっぷり水を入れたボウルに茎を入れて泥を落としましょう。
株から2~3本の茎ごとに切り分けると、洗いやすくなるうえ レンジでの加熱ムラを防ぐ 事ができます。
面倒③ 湯を沸かすのが面倒
ほうれん草はアクが強いので、たっぷりのお湯で茹でて「アク抜き」をするのが一般的な方法です。
ですが、たった1~2分ほうれん草を茹でるために、たっぷりの湯を沸かすのはもったいない。そこで…
解決法 レンジで加熱
ラップで包み、耐熱皿にのせ電子レンジで加熱します。その後、水にさらせばアク抜きも完璧。茹でるよりも栄養が残るというデータもあります。
加熱時間の目安は、ほうれん草 100g につきレンジ(600w)で 1分。ほうれん草1束はおよそ200gなので 2分 加熱します。
※ほうれん草の半量を茎の部分を互い違いにしてラップに包む方法がありますが、しなくても大丈夫。
加熱が終わったら、すぐに水にさらしアクを取り除きます。
すぐに冷やすことで余熱で火が入るのを防ぎ、きれいな緑色を保つ色止めにもなります。
Q 最初から小さく切って加熱したらだめなの?
ほうれん草を半分に切る時に、ふと『そもそも、最初から食べやすい大きさにカットしてから、レンジで加熱したら楽でええやん?』と思うかもしれません。
小さく切ってはいけない
小さくカットしてからレンジで加熱することは、おすすめできません。なぜなら、水にさらした時に切断面から栄養が流出するから。
切断面が多ければ多いほど、多くの栄養や旨味が流出してしまいます。おまけに切断面から水が入り、仕上がりが水っぽくなります。
なので、切るのは、最低でも長さを半分にするくらいにしましょう。
ちなみにアクが少なく、水にさらさなくても良い小松菜は、カットしてからレンジで加熱できます。
参考記事
ほうれん草のおひたしを作ろう
ほうれん草の下ごしらえを楽にする方法を紹介しました。
洗いやすい長さにきってレンジでチン。あとは水にさらすだけで『ほうれん草の下ごしらえ』は終わりです。簡単ですよね?
それでは、簡単に下ごしらえしたほうれん草を使って「ほうれん草のおひたし」を作ってみましょう!
ほうれん草のおひたしのレシピを見る