突然ですが質問。パスタを茹でるのとソース作りを同時進行していませんか?
僕はパスタの茹で上がりと、ソースが仕上がるタイミングを同じにするのが正解だと思い込んでいたので、茹でる鍋と調理するフライパンの2つを使い同時進行で調理していました。
料理本にそう書いてあったからなんですが…。でも今は同時進行をやめました。パスタを茹でて放置しても、全く問題無いことが分かったからです。
同時進行をやめたら、パスタの調理がすごくラクになりました。ラクにするポイントは3つ。
- フライパン1つで作る
- パスタを茹で置き
- ジャポンで復活
下準備
パスタを茹でる湯と、具の準備をします。
湯を沸騰
フライパンに水1.5Lと塩15gを入れ沸騰させます。
フライパンの大きさは内径28cm。これはロングパスタがぴったり入るサイズ。2人分のパスタ200gなら、このフライパンで余裕で茹でることが出来ます。
ソース・具の準備
そして湯が沸騰するまでの間に、必要な食材を切ります。
混ぜ合わす調味料があれば合わせて、使う調味料や調理道具は全て手元に出しておきます。
STEP1 パスタを茹でる
パッケージに表記されている時間を目安にパスタを茹でます。
パスタが茹であがったら、茹で汁ごとザルをセットしたボウルに移し水気をよくきります。
ザルに上げたパスタはそのまま放置。ラップなども不要です。ボウルの茹で汁も後から調理に使うので、流さずにそのまま置いておきます。
茹でたパスタを放置したら、パサパサになったり伸びないか心配かもしれませんが、大丈夫です。ソースをつくる位の時間では絶対に伸びません。
STEP2 ソースを作りパスタと和える
パスタをザルに移したら、次はソース作り。パスタを茹でたフライパンをそのまま使います。
ソース作り
同じフライパンを使って、和える具やソースを調理します。
フライパンに白い膜(パスタから溶け出たデンプン)が残りますが、洗わなくて大丈夫。そのまま具を炒めて、ソースを仕上げます。
ジャポンする
ソースが仕上がったらパスタをフライパンに戻しますが、その前に必ずしてほしいのが、茹で汁にジャポン!です。
「フライパンにパスタの茹で汁お玉1杯分を加える」という工程をよくみますが、お玉1杯分を計るのも面倒だし余計な洗い物が増えるのは嫌。だからジャポンです。
先ほど分けた茹で汁に、ザルごとジャポンとつけて1~2秒。これで表面にちょうど良い分量の茹で汁が絡みます。
お玉一杯分を計らなくて良いのもラクですがいちばんの目的は、時間が経って少しかたまったパスタをほぐすこと です。茹でたパスタにオリーブオイルを絡ませておく技もありますが、そんな事をしなくても茹で汁にジャポンするだけで、ツルンとした茹でたてパスタに復活します。そして、茹で汁は塩とパスタから出たでんぷんの旨味が入った立派な調味料。パスタ全体にしっかり茹で汁を絡ませることで旨味がアップし、あとから和えるソースもよく絡みます。
パスタとソースを和える
ジャポンしたパスタは軽く水気をきります。せっかく絡めた茹で汁が落ちてしまわないように軽く水気をきるのがポイント。
軽く水気をきったパスタをフライパンに戻し入れ、ソースと混ぜ合わせる。
STEP3 盛りつけと片付け
トングで少量ずつパスタを取ります。
手首を回転させながら、うずを巻くように皿に移すと高さが出て美味しそうに見えますよ。
きれいに盛り付けて完成です。すぐに食べたいところですが、ここで先程のパスタの茹で汁が再登場。調理が終わったフライパンに茹で汁を流し入れます。
フライパンが熱いうちにコレをしておくと汚れが落ちやすくなるので、食後の洗い物がラクなんです。
まとめ
僕なりの、パスタを作る工程を紹介しました。フライパン1つで作れるので洗い物が減ってラク。そしてパスタを先に茹でて放置、ソースと合わせる前にジャポン!が決め手です。
先ほど書いたように、ソースをつくる位の時間では絶対に伸びません。何十回とパスタを茹でて放置してきましたが、一回も伸びたと感じたことはありません。
ただし「正しい火加減と時間で、茹でたパスタなら放置しても大丈夫」と付け加えさせてもらいます。
パスタの茹で方や塩の量など、パスタに関する疑問には自分なりの答えがありますので、よかったら下の記事を参考にして下さい。
参考記事
使っている調理道具
最後に僕が使っている調理道具の紹介をします。
フライパン
パスタを茹でるのに使っているフライパンは、アイリスオーヤマの「ステンレスフライパン StyleChef(スタイルシェフ)」28cmです。
機能はもちろんですが、見た目が良いのでまさにその名の通り、シェフになった気分で料理できるので気に入っています。
28cmのフライパンと蓋があれば、茹でる炒めるの調理が1つで出来ます。
ザル・ボウル
茹でたパスタを入れるザルとボウルは100均のプラスチック製を使用。ボウルのサイズは、外径23cm・内径21cm。コレくらいのサイズであれば、湯とパスタを一度にザルとボウルに移してもあふれません。
100均のボウルでも十分使えますが、そろそろプラスチックが劣化してきたのでステンレス製に変えようか検討中です。
トング
トングの素材はシリコンやナイロン製がおすすめ。ステンレスなど金属のトングでパスタを掴むと、切れてしまうことがあるからです。
シリコン素材ならステンレスと違いフライパンを傷つけないから、具を炒めるなど調理にも使えて便利です。
茹でから炒めまでが出来るフライパン、そしてボウルやトングなど使い勝手の良い調理道具は一つあると重宝します。自分に合うもの選び、美味しいパスタ料理を作りましょう♪