花椒(ホアジャオ)と紹興酒(しょうこうしゅ)さえあれば、簡単に本格的な麻婆豆腐が作れます。
花椒の刺激的な辛さがクセになる、大人の麻婆豆腐。ビールにもぴったりですよ!
材料 (2人~4人分)
絹ごし豆腐(2cm角)1丁(300g)
豚ひき肉150g
豆板醤小2(12g)
白ねぎ(斜め薄切り)1本(100g)
にんにく(みじん切り)1片
生姜(みじん切り)1片(10g)
(タレ)
水200cc
片栗粉大2(18g)
砂糖小1/4(0.8g)
中華だしの素大1/2(3.5g)
しょうゆ大1(18g)
甜麺醤大1(18g)
紹興酒大2(30g)
・ごま油(仕上げ用)大1/2(4.5g)
・花椒(仕上げ用)適量
作り方
- タレの調味料を混ぜ合わせる
- にんにく・しょうがをみじん切り
- 白ねぎを斜め薄切り
2cm角に切った豆腐を耐熱ボウルに入れ、ラップをふんわりとかけ電子レンジ(600w)で2分加熱。
ザルに上げて水気をきる。
中華鍋に油大さじ1(分量外)を入れ、豆板醤小さじ2・白ねぎ・にんにく・生姜を弱火でじっくり炒める。
豚ひき肉を加える。
肉の色が変わりポロポロになるまで、しっかり炒めます。
合わせた調味料をよくかき混ぜ、加える。
全体をかき混ぜながら煮る。
とろみがついたら、豆腐を加え、更に1分ほど煮込む。
火を消し、ごま油大1/2を回し入れる。
器に盛り、花椒をふって完成。
花椒はホールをミルで挽いて入れるのがおすすめ。ミルがない場合は、花椒ホール 小さじ1/2 をラップで包み、上から麺棒やコップの底などで潰しても良いです。
- 〈豆腐の水きり〉
豆腐は温めると水気がよくきれます。先に水分を抜くことで煮汁が水っぽくなることを防ぎ、食べた時の食感も良くなります。
- 〈豆板醤を炒める〉
豆板醤は油で炒めることで、辛さと旨み・香りが増します。焦げないように弱火でじっくり炒めましょう。
- 〈とろみをつけるコツ〉
合わせた調味料は、もう一度よくかき混ぜてから入れます。入れたら直ぐに素早くかき混ぜる事が大事。
底が焦げやすいので、フライパンの底にヘラをあて、そこから上下を大きく返すようにしっかりかき混ぜながら煮て下さい。
とろみがついたと思ってもすぐに火を止めずに、更にしっかり煮込むことでトロリとした滑らかなあんに仕上がります。
花椒と紹興酒を使おう!
いつもの麻婆豆腐に花椒と紹興酒をプラスすると、コクと深みがでて美味しくなります。
花椒(ホアジャオ)
花椒は中国原産のスパイス。華北山椒(カホクザンショウ)の果皮を乾燥させたものです。
日本の山椒と違うところは、しびれるような強い辛み!辛いだけではなく爽やかな香りも特徴的で、いつもの麻婆豆腐に花椒をかけるだけで、本当に劇的に美味しくなります。
パウダーは便利ですが、できればホールをミルで挽いて使ってほしいです。香りが全然違いますよ。
おすすめ!
紹興酒(しょうこうしゅ)
花椒と同じく、本格的な麻婆豆腐をつくるために絶対使ってほしいのが、紹興酒。確実に旨味とコクがアップし、芳醇で独特な香りも食欲をそそります。
紹興酒は、中国の浙江省紹興市で作られる醸造酒。麻婆豆腐のためだけに、わざわざ買うのはちょっと…と思われるかもしれませんが、紹興酒は1本あるととても重宝します。
エビチリや炒飯にスープ。蒸し鶏に餃子…普段使っている料理酒の代わりに紹興酒を使うと、ぐっと本格的な味になりますよ。
紹興酒は料理に使うだけではなく、もちろんそのまま飲むこともできます。
ほのかに甘く、濃厚でまろやかな口当たりのなでストレートで飲むのがおすすめ。もちろんオン・ザ・ロックやソーダ割りにしても美味しいです。
ぜひ花椒と紹興酒を使って、いつもと違う本格 大人の麻婆豆腐を作ってみてください。